“フッ素フリー”への、揺るがぬ信念。
スポーツウェアやファッションウェアなどで撥水性を出すために“フッ素化合物”を使用することが、かつての繊維業界の常識でした。
2000年代初頭からフッ素化合物(PFOS、PFOA等)の安全性に懸念が持たれるようになり、C8から“C6”や“C4”と呼ばれるタイプの撥水剤に切替える動きが世界的に進みました。
そうした流れの中、2011年、複数の世界的なアパレル・スポーツ用品メーカーが「ZDHC(Zero Discharge of Hazardous Chemicals)」を結成し、有害化学物質の使用・排出を2020年までにゼロにすることを宣言し、対象となる化学物質のリストを公開しました。フッ素系化合物も対象とし、撥水剤も“フッ素フリー化”を目指すことが業界の流れとなりました。
当社は、そうした動きが主流になる前から、「フッ素フリー系撥水剤」の研究と開発に取り組んできました。環境や人体への影響を考慮したクリーンな商品を追求することは、私たちが持ち続けてきた信念でもあるからです。
“フッ素フリー”でさらに優れた撥水剤を開発することは当社の使命と考えています。その思いを堅持し、私たちはこれからも挑戦を続けます。